青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2006/07/22〜2006/10/30

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日本で出るニジェールの癖

日本に帰ってしばらくたっても抜けない!ニジェールの癖を紹介します。


ものの考え方が変わったところ


そのほか


日本に帰ってからの交流

日本に戻っても、東京や大阪、名古屋など外国人が多く来るところに住んでいると、ニジェール人と会う機会も案外あります。この間は日本にJICAの研修で来ていたニジェール・マリ・セネガルの人たちを、他のニジェールOB/OGの人と一緒に秋葉原と浅草に案内しましたし、先日はバレーボールの国際会議に出席するために来日したニジェールのバレーボール協会会長を秋葉原に案内しました。

浅草で、セネガル・マリの研修生の人たちと。

このほか、カウンターパートや同僚、教え子達からも電子メールがよく来ます。最近カウンターパートから来たメールには、2年間活動に一番協力してくれた同僚のミドゥが近々結婚し、しかもカウンターパートの配慮で高等技術者資格を取るために学生としてEMIGで学ぶことになったと書かれていました。カウンターパートの信頼できる後継者がいないことが、私が将来的に一番心配していたことなのですが、ミドゥが高等技術者資格を取ればカウンターパートの後任として体面上も問題が無くなります。このメールは帰国してから受け取ったメールの中で一番嬉しいメールでした。


協力隊に参加してよかったか?

自分は協力隊では貴重な経験が出来て、参加して本当に良かったと思っています。協力隊はJICAによるサポートも充実していて、発展途上国で仕事なんかできるだろうかと不安になる必要はありません。やる気と健康がある人は是非チャレンジしてみてください。病気や現地の人との付き合いで大変なことも多いですが、やり終えた後に後悔することはないと思います。

協力隊に参加するのに技術は必要?

必要です。

発展途上国といっても隊員が仕事を一緒にする人たちは現地のエリートなので、隊員にもそれなりの知識と経験を期待されます。

村落開発普及員や青少年活動、感染症対策など専門知識が必須でない職種もありますが、そういう職種は倍率が高く、合格している人はだいたい語学堪能だったり、アイディアを出す力や行動力がずば抜けていたり、音楽や武術で一芸を持っていたり、既にNGOなどでの経験を積んでいたり、国際協力の道で生きることを真剣に考えていたりする人達でした。JICAは「誰でも参加できる」みたいなことを協力隊の宣伝で言っていますが、実際のところ何か技術や特技が無いと行くのは難しいようです。

あと、健康が非常に重要です。コンピュータ技術職種などはほとんど健康で選考が決まっているそうです。実際、隊員には痩せすぎや太りすぎの人、アルコールの飲み過ぎなどで不健康そうな人などは見かけませんでした。また対人コミュニケーション能力も面接でちゃんと見られているようで、引っ込み思案すぎて自分の意見をきちんと言えない、または人の話を聞かずに一方的にしゃべりすぎるような人も隊員には見かけませんでした。

いつ参加したらいい?

行くのなら、社会経験を3年程度積んでから行った方がよいでしょう。応募者が少ないため最近は新卒や卒業前の隊員も多くなってきましたが、見ているとやはり実務経験が無いので自信を持って技術を教えることができなかったり、応用力が無くて知識を活かせなかったり、対人関係で苦労している感じがします。自己管理や危機管理が甘く、体力はあるのに無茶をして年配の隊員より病気や怪我をする傾向もあります。もちろん新卒でもバリバリ活動している人もいるので一様には言えませんが、少しでも不安があるのなら社会経験を積んでから行くことをお勧めします。


終わりに

2年間続けてきた活動報告も、今回でひとまず終わりとします。また日本での交流や、ニジェールを再訪する機会があったときなどは随時更新していきますので、時々覗いてもらえれば幸いです。

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