青年海外協力隊に参加した感想について

帰国してからよく聞かれる、協力隊に参加した感想です。


協力隊に参加してよかったか?

本当によかったです。大満足です。日本では決して出会うことのない貴重な体験をさせてもらいました。

アフリカ・ニジェールの人々と共に2年間を過ごし、彼らの生活の苦労と、豊かへの熱意を肌身で感じました。同僚や学生達は新しい技術や知識をどん欲に吸収してゆき、非常にやりがいのある活動ができました。また、教えることばかりでなく、逆に、厳しい自然環境や物不足に対する彼らの工夫を教えられて驚かされることも多かったです。

ニジェールでの2年間は、現地の同僚や学校、事務所のスタッフ、町の人々の助けなしには成り立たちませんでした。ニジェールにいたのは人生のうちのたったの2年間でしたが、まるで第二の故郷のように感じます。

協力隊は日本国政府のODA活動の一つということもあって、派遣国での医療面、生活面のサポートは充実して おり、派遣前の語学訓練、危機管理訓練もしっかりやってもらえ、しかも帰国後のキャリア作りのための金銭的なサポートもあります。ボランティアとしてはこれ以上は無いような好条件と言えるでしょう。

やる気と、日本での実務経験がある人は、是非チャレンジしてみてください。病気や、現地での文化・習慣の違い、語学などで苦労することも少なくないですが、やり終えた後に後悔することはないと思います。

協力隊になぜ参加しようと思ったか?

これは周りからとてもよく聞かれる質問で、その都度いろいろ答えてきましたが、実のところ参加した理由は今となってはぼんやりとしていて自分でもよくわかりません。ただ始まりは、学生時代から中南米やアフリカを旅行するうち、コンピュータやインターネットが発展途上国にも普及して世界中の人が情報発信を始めると世の中面白くなるなという思いを持ったことでした。


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