青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2005/01/03〜2005/02/14

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ニジェールのインターネットカフェ

ニアメ市内には、今何軒かインターネットカフェがあります。そのなかでも今回紹介するのは、元協力隊員が立ち上げたNGO "P-nuts"(ピーナッツ) の援助により運営されているインターネットカフェ「P-NUTS」です。

NGO "P-Nuts" は、日本で不要になったPCを集めて、無償でニジェールに寄贈するという活動を行っています。寄贈先はその隊員の活動先であったカリマハロ技術訓練校と、隊員の元同僚が運営しているこのインターネットカフェ P-NUTS です。NGOのホームページはこちら http://www.p-nuts.org/

インターネットカフェ P-NUTS 2号店の入り口。大通りに面した建物の2階にあります。
カフェには日本から贈られたPCが10台ほど並んでいます。インターネットへの接続は64Kbpsの安定した常時接続1回線を共有。56Kbpsの(しかもいつも混んでいて10Kbpsも出なかったりする)ダイヤルアップ接続を共有しているニジェールの他のインターネットカフェからすると大分ましです。利用料は1時間約100円。

64Kbpsの回線の維持費は月約8万円と高額ですが、PCの元手がかかっていないこともあり、収支はまずまずだそうです。

インターネットカフェのお客さん。近くの学校の学生や生徒が多いです。このとき彼女たちはWebメールをしていました。ニジェールでもインターネットをするのは若い人が中心なので、P-NUTSも学校やイベント会場など若い人が集まるところに店を構えています。

家族視察の旅

2月7日、母がニジェールにやってきました。JICA関連団体主催の「視察の旅」ツアーです。

「視察の旅」は、隊員の日本の家族向けに用意されたツアーで、各国年1回催行されます。ツアーといっても添乗員がお世話するのは派遣国と日本の間の旅程だけで、現地での行動は全て隊員本人にゆだねられます(国によっては観光が付いているものもあります)。

なお、当然ながらツアーは有料です。添乗員が付くこともあり、単独で航空券を買ってくるより高くつきます。それでも、予防接種やビザの手続きなどが要るニジェールは一般の人には敷居が高いところなので、ツアーの価値があります。

今回は9隊員の家族13人がやってきました。隊員はみな空港にお出迎え。皆タラップを降りる自分の親を見つけるまで、このニジェールに親がくるなんて信じられない!という雰囲気でした。

今回来た親御さんの中には、これが初めての海外旅行という人もたくさんいました。ツアーがなければ、多くの親御さんはニジェールに来る機会が無かったでしょう。ツアー様々です。

ツアーは10日間、現地滞在は8日間。初日ホテルに1泊したあとは自由行動です。宿もツアーに含まれていないので、家族は隊員宅などに泊まることになります。遠方の隊員は、2日目の朝から次々と家族を連れて旅立っていきました。

2日目の朝、早速母を自分の配属先に連れていき、自分のやっているコンピュータの授業を見せました。教える側の授業参観です。

体育隊員の活動先見学

午後は同期の体育隊員の活動先に母を連れて行きました。写真は中国の支援で作られたスタジアムです。
スタジアムの中の様子。結構立派です。中央にサッカー場、周囲に陸上用のトラックや幅跳びの設備があります。
スタジアムの屋外にテニスコートやバレーボールコートがあり、同期の体育隊員はここで活動をしています。
体育隊員の授業の様子。ここで彼女は、これから体育教師になる若者たちにバレーボールを教えています。 右の緑のズボンを履いている人が彼女のカウンターパートです。

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