青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2005/01/03〜2005/02/14 |
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ニアメではニジェールの町の部分しか見られないので、車を借りて隊員の活動している村を見学に行きました。
村の近くにある砂丘です。年末に訪れたところと同じですが、その後風が多く吹いたので風紋がきれいに出来ていました。 | |
隊員の活動する村の子供たちです。 この後、案内してくれた隊員ともう一つの村の市場にも行きました。そこでは外国人がとても珍しいらしく、市場の中で50人近い子供にずっとついて来られました。見物に行ったのに どちらが見物されたのかわかりません。 |
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最後は車も乗る渡し船で川を渡って、ニアメに戻りました。
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ニアメから車で1〜2時間のところにあるキリンの生息地を訪れました。
キリン生息地の入り口にある看板。ここは西アフリカ最後のキリン生息地で、生息数は60匹と書いてあります。
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この日は運良くまとまったキリンの群れを見ることができました。 | |
帰り道、ドライバーの友達の都合で、彼の奥さんの実家に寄りました。家は雨期のミレット畑の跡が広がる草原の中にあります。 |
旅の間、 食事は一番気を遣いました。朝は自宅でパンとコーヒー、昼と夜は自宅に台所が無いので全て外食です。おかげでニアメ中のレストランを行き尽くしました。 それでも一度はニジェール庶民の味を試してもらいたくて、最終日の昼食は青空食堂に母を案内しました。
昼食や夕食時に道ばたでおばさんがやっている青空食堂です。ご飯やマカロニ、クスクスなどの主食に、タマネギやオクラのピリ辛ソースをかけて食べます。
一食30円〜40円くらい。 味はまあまあですが、道ばたで、しかもおばさんがコインを受け取った手でご飯つかんで皿に盛ってくれるので、衛生面が気になります。でも母は大丈夫だったようです。 ちなみに、ニジェールでは基本的に食事は家で摂るものなので、一食最低300円以上するレストランと、このような一食30円くらいで食べれる青空食堂以外に座って食事を取れるところはほとんどありません。100円弱で屋根の下で食べられるところがあれば隊員的にはうれしいのですが。 |
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青空食堂の食事。今回は小豆ご飯とマカロニを主食に、揚げ魚、タマネギソース、オクラソースをかけてもらいました。右下の赤いものは唐辛子の粉末です。写真のもので3人分くらいになります。 |
1週間の日程を無事終え、2月14日に母は日本に帰ってゆきました。 ここで紹介した所以外にも、モスク、市場などニアメの観光ポイントや、同僚の家にも案内しました。住居が丸2日間断水になり、くみ水で体を洗う体験もするはめになりました。 観光地らしいところが無いニジェールですが、その代わり西アフリカの人々の生活の様子をたっぷり見られて良かったのではないかと思います。
母を含めた家族の人たちと話をして なるほどなと思ったのは、皆が「自分たちも昔は生活が大変だったから、ニジェールの生活にもそれほど驚かない」と言っていたことです。例えば、今の隊員から見ると窮屈 で不便な相乗りワゴンタクシーも、バスの外にぶら下がって通学した母の世代にはまだましに写ったようです。
ニジェールの相乗りワゴン 横4人のすし詰めで定員は約20人!