青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2005/05/14〜2005/07/09 |
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近所にある運動場で小学生のサッカー大会が行われました。その様子をちょっと紹介します。
ここも1ヶ月前は一面砂地だったのですが、今日は青々とした緑が広がっていてびっくりしました。 小学生の2チームが試合をしていました。奥に見える2基の建物は、最近完成した貯水塔です。 |
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黄色チームのゴールを守る子。周りは小学生やその親でぎっしり。 | |
先生達は生徒達の監督に大忙し。写真の男の先生は、皮ベルトを鞭代わりにして、グラウンド内に入ろうとする生徒を制止していました。 |
ニジェールの協力隊は、世界の協力隊の中でも男女比が偏っていて、7月頭時点で男性隊員10名、女性隊員約50名という陣容です。隊員総会(年2回、首都に隊員全員が集まって行う会議)の際にその男10人がそろったので、男だけの飲み会「男会」を行いました。これだけ男女比が偏っていると、隊員の集まりが男だけになるということがほとんど無いので、同性同士でしか話せないこともなかなか話す機会がないのです。
ニジェールでは今年12月に「フランス語圏芸術体育祭」が行われるのですが、それに伴ってかグランマルシェ(大きな市場)の前の露店が一斉に片付けられました。ちなみに、この数週間前、グランマルシェ近くのカタコマルシェ(カタコ地区市場)で大規模な火災が起き、ハローバンダ地区のマルシェでも小規模な火災が起きました。
実はニジェールでは、政府が市場を再開発する際意図的に火災を起こすという噂があり、今回のカタコマルシェ火災の際も消防車がなかなか来なかったことから「フランス語圏芸術体育祭」に合わせた再開発のための火災だったのではないかと 、ニジェール人の間で噂されています。今は内部がちゃんと区画分けされているグランマルシェ・プチマルシェも、以前は露店が無秩序に立ち並んでいて、ある時火事が起きてそれから整備されたそうです。
片付けられたグランマルシェの正面入り口。以前はこの前にびっしり露店が並んでいました。 |
7月9日、JICAニジェール事務所主催のニジェール人向け「開発教育」講習会が行われました。対象は隊員と共に業務を行っているニジェール人が対象だったので、自分もカウンターパートを連れて参加しました。
講習会では、隊員・ニジェール人が混ざった6〜7人のグループごとに「ニジェールの抱える課題」について討議し、講師から教授された問題分析法に従って課題を図式化するということをしました。写真は図式化した課題を発表しているところです。 講習会の内容はそんな所ですが、驚いたのがニジェール人同士の議論の仕方です。こういう場合、日本人だとお互い意見を出さなくて困りますが、ニジェール人はグループの中の地位の強い1人が一方的に意見を言って他は黙って聞くという感じです。隊員が 別の意見を言っても、まあ語学面の問題もあるのかもしれませんが聞き流されます。日頃からニジェール人はワンマン主義だなと思っていましたが、やっぱりこのグループ討議でもそれは当たっていました。 |
ニジェールの教育機関はほとんどが6月末で学期が終わり、7〜9月はまるまる3ヶ月夏休み(雨期休み?)になります。 自分の配属先も、7月第一週でほとんど全ての学生が寮から退去して実家に戻り、学内は人影まばらになってしまいました。次回はそのバカンス期間の様子を報告します。