これから派遣される方、派遣中の方へのアドバイス

協力隊への参加を考えている人からよく受ける質問と、その回答をまとめました。


自分の写った活動の写真をたくさん撮りましょう!

これは私が帰国して一番後悔したことです。2年間も居たのに、活動の様子を写した写真で自分が写っているものがほとんど無い!

帰国後、協力隊の募集説明会への参加や、JICAの広報誌などへの投稿、取材などの機会が何度かありましたが、毎回本人が写っている活動の様子を写した写真を求められます。是非、同僚や現地の友達、活動見学に来た日本人にどんどん自分の活動の写真を撮ってもらいましょう。撮ってもらった写真が、ぶれたり、傾いたりしていたら、遠慮せず撮り直してもらいましょう。とにかく自分の写真は帰国してから貴重です。

デジカメに慣れていない同僚や現地の友達にカメラを任せると、最初はぶれたり構図が悪かったりして苦労しますが、何度も撮影をお願いして慣れてもらってください。ぶれ防止には、脇を締めてもらうようにしましょう。同僚にとっても、隊員のカメラでついでに自分の写真や職場に来た自分の友達の写真を撮れるチャンスができますから、結構喜んで引き受けてくれます。

現地に持って行ったほうが良いものは?

ニジェールに持って行くと幸せなものリストを参考にしてください。

現地の食事には馴染めますか?

アジア、中南米、中東では味付けが日本の食べ物に近いので、食事には苦労することは少ないでしょう。いざとなれば日本食が食べられたり、日本食材が買える国も多いです。

サハラ以南アフリカは現地の料理が口に合わず、食事に苦労することが多いと思います。私も、ニジェールの都市の料理はトマトとブイヨンベースだったので問題ありませんでしたが、現地の発酵調味料がベースの村の料理は口に合わず苦労しました。ただ、 長期滞在なら自炊をすれば なんとかなりますので安心してください。都市部ならパンとタイ米、スパゲティはどこでも手に入りますし、ヨーロッパの調味料も簡単に手に入りますので、村滞在でも月に一度二度都市部で買いだめすればOKです。

現地の食事でお腹の調子が悪くなったりはしますか?

はい。少なくともニジェールで私はお腹の調子が良かったことのほうが少なかったかと思うくらい、調子が悪かったです。普通の下痢でも30分おきに便意が来るような激しさで、アメーバ赤痢のように薬を飲んで治療しなければいけないような強烈な伝染病にかかることもあります。

1週間や2週間程度の短期滞在の場合は、いくら異文化体験といっても腹をこわすと時間が無駄になりますので、食事は欧米人が来るようなレストランで摂り、水はちゃんとした商店やレストランで買い求めたミネラルウォーターを飲むほうがよいでしょう。長期滞在なら時間の余裕がありますので現地の一般の人が食べているものにも是非チャレンジしてください。ただし伝染病や寄生虫など、食べ物からくる病気は後遺症が残ったり死に至る強烈なものもあるのでくれぐれも冒険しすぎないように。

現地での生活は楽しいですか?

アジアと中南米は、その地域の隊員に聞くところでは娯楽もたくさんあり、観光地もたくさんあって楽しいらしいです。サハラ以南アフリカは娯楽が少ない上に観光地もあまり多くなく、イスラム圏だったりするとなお娯楽は少ないですが、住めば都でそれなりに楽しみは見つけられます。


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