青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2004/08/30〜2004/10/28

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生活の様子

ここでは、配属先の敷地内にある住居を紹介します。

学生寮の外観です。敷地の奥に、このような二階建ての寮が6棟あります。ちなみに、写真手前には、ニジェール式に木の上で干されている洗濯物が見えます。

学生寮の2階部分です。他の建物と同じく中庭のある開放型です。

部屋の中の様子です。この棟だけは「所帯持ち用の寮」なので、日本のワンルームマンション並の間取りがあり、専用の洗面所、シャワー、それにエアコンが付いています。冷蔵庫とテレビは備え付けではありませんが、配属先が特別に用意してくれていました。キッチンはありません。ベッドの蚊帳は自前です。

なお、単身向けの棟の学生寮はビジネスホテルのシングルルームくらいの広さで、備品はベッド1つと机のみになります。エアコンは無く、シャワー、洗面は共同です。
部屋の隅にはテーブルがあります。ここで食事を作ったり、このホームページを作ったりしています。
自前で用意した調理コーナーです。基本的にここは「学生寮」なので、学生はカフェテリアで学食を摂ることが前提になっていて、キッチンはありません。室内でのガス使用は禁止されています\。

しかし、上で書いたように、カフェテリアは残念ながら利用する気になれなかったので電気コンロを買って食事を作っています。
執務コーナーです。日本から持ってきたコンピュータ用品が並んでいます。
シャワールームの様子です。
洗面台です。ここで手も洗い、皿も洗い、鍋も洗います。
現在、敷地内のポンプが壊れたとかで4週間連続断水中のため、建物1階にある地下水の蛇口からバケツで水を汲んできて生活しています。

現地語学訓練の時も断水に見舞われましたが、今回は本当に長くて参ります。学生寮だけでなく、EMIG内全ての建物が断水中で、トイレも流せなくなっています。敷地内のポンプはEMIGの管理責任なので、EMIGが修理費用を捻出できていないのだと思います。部品がニジェール国内で手に入らないからという可能性もありますが、それにしては4週間は長すぎです。

住居の補足

 今回、僕は単身にもかかわらず「所帯持ち用」の部屋に住まわせてもらっているわけですが、やはり単身用の学生寮は本当に若い学生達のための寮という感じで、こちらに2年間住むのはちょっと大変でしょう。「所帯持ち用」のほうも、夫婦子供付きだとプライバシーの空間が無く、大変だなと思います。

そもそも学生寮は、僕の住んでいる「所帯持ち用」も含めて全て学生向けで、教職員は敷地内には住んでいません。なので「お前はEMIGに何を勉強しに来たのか?」とか「お前は学生か?」と初めはよく聞かれました。

 ちなみに、ヨーロッパの学生が調査や研究などの目的でニジェールに来た折、数週間単身用の学生寮に入ることがあるようです。欧米でもバカンス中、学生寮を一般に開放する例がありますが、それと同じですね。この9月にも、ベルギーの学生が3週間ほど学生寮に泊まっていました。そういうわけで、バカンスの終わりの方では門番から「お前はあと何日で日本に帰るのか」とも聞かれたことがあります。彼は僕も短期滞在だと思っていて、2年居るんだと言ったら驚いていました。

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