青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2004/08/30〜2004/10/28

ページ1

ページ2

ページ3

ページ4(このページ)

トップページへ戻る

隊員連絡所の様子

青年海外協力隊は、派遣各国に隊員連絡所(通称:ドミトリー)と呼ばれる隊員の集会場を持っています。年2回行われる隊員総会などの時には派遣国内の全隊員がこの隊員連絡所に集まるほか、普段でも地方隊員が用事で首都に上がってきたときの宿泊場所、新隊員の赴任までの仮住まい、体調を崩した隊員の療養場所などとして使われています。隊員連絡所の家賃や警備員費、光熱費はJICAから出ていますが、それ以外のものについては隊員同士がお金を出して自主管理をしています。

ここでは、この隊員連絡所の様子を紹介します。

ニジェールの隊員連絡所です。通常ドミトリーとJICA事務所は同じ場所にあるとは限らないのですが、ニジェールの隊員連絡所はJICA事務所と隣接していて大変便利です。
一階の様子です。奥にある黄色い棚は各隊員の個人用ロッカーです。このほか、長距離無線、一般電話などもあり、国内各地の隊員と連絡が取れるようになっています。
一階奥にあるキッチンです。過去の隊員が置いていった食器や調理器具がたくさんあって使いやすいキッチンになっています。調味料やコーヒー、粉ミルク、紅茶のティーパックなどはお金を出し合って常備しています。
手前はジュース・ビールの冷蔵庫、奥はテレビ室です。ジュース・ビールは共同購入で、飲む人が払い、足りなくなったら気づいた人が追加発注しています。

テレビ室には衛星放送がついており、NHKのニュースも日本と同じ時間に見られます。日本の朝7時のニュースを、時差マイナス8時間のニジェールでは夜11時に同時に見ることができます。ドミトリーに来る機会の多い首都隊員は、このテレビのお陰で結構日本の情報を知っていたりします。

テレビ室には他にも麻雀台、スーパーファミコンなどがあり、早朝発の地方行き長距離バスを待つ隊員が深夜時間つぶしをしていたりします。
隊員連絡所の二階部分には二段ベッドが並んでいます。もちろん男女別室で、最近の協力隊の男女比に合わせて、女子用ベッドの方が多くなっています。
隊員連絡所では調髪道具も置いてあり、時々腕に覚えのある隊員が他の隊員の調髪をしています。
連絡所での食事は、皆が材料を出し合って作ります。材料が無いときは近くの店に食べに行ったり、出前を頼んだりすることもあります。写真はスパゲティカルボナーラを作った時※の写真です。

※ちゃんと卵には火を通しましたよ!←感染症対策のため卵は火を通すよう指導されています
隊員が大勢泊まっている時には、焼き肉をしたこともあります。近隣諸国を旅行した隊員がおみやげとしてニジェールでは珍しい海産物を買ってきたり、帰国隊員が残った日本食を置いていったりするので、連絡所では結構ニジェールらしからぬ料理が作れます。

ニジェールは道が悪いのでタクシーはしょっちゅうパンクします(ツルツルになるまで使い続けるせいもあるでしょうが)。

交通量の多い所なら別のタクシーに乗り換えますが、交通量の少ないところでは写真のようにスペアタイヤに履き替えさせるのを待たなくてはいけません。

トップページへ戻る