青年海外協力隊 ニジェール活動日記2004/12/18〜2005/01/02 |
ジェールの砂はサハラの砂。サラサラで粉のよう。 |
ニジェールも12月に入って大分涼しくなりました。朝晩は毛布が要るほど気温が下がり、昼間の日差しさえなければまるで日本の秋のような気候です。
イスラム歴で動くニジェールでは、年末年始は特に休みにはなりませんが、学校の授業は日本と同じように1週間休みになります。観光にもいい季節なので、この年末年始の休みを利用して他の隊員と一緒にニジェール国内を旅行しました。
12月中旬、他の隊員や、ちょうど日本から来ていた訓練所の語学の先生と一緒に、ニアメから車で30分のところにあるカレゴロ地区の砂丘を見に行きました。
ニジェールには広大なサハラ砂漠を観光できるところもあるのですが、現在砂漠地区では反政府団体や盗賊団の活動が活発で治安が悪いため、協力隊員は砂漠観光が禁止されています。そのため、ここカレゴロの砂丘はニジェールの協力隊員にとってサハラ砂漠の一端を見ることができる貴重な場所になっています。
車から降りて20分くらい歩くと、目の前に大きな砂丘が見えてきました。砂丘の上の点は人影です。 | |
足元は柔らかい砂地なのでちょっと歩きにくいです。近くの村の子がついてきます。 | |
砂丘の先端です。粉のように細かい砂が厚く積もっていて、村の子供達がその上で飛んだり転がったりしてふざけていました。砂丘のそばには雨期だけ水が流れる水無し川が横たわっていて、その向こうには低い木が点々と生えるステップの大地が広がっています。 | |
ふもとからの眺め。砂丘は結構な高さがあります。砂地なのでふもとまで下りるのは簡単ですが、登りが大変でした。 | |
カメラを向けると、子供達は先を争って写ろうとします。 | |
砂丘の上で、自分たちを見学している地元の子たちも一緒に集合写真。 |
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夕日を見た後、砂丘のそばで野営をしました。テント無しで砂の上に直接横になったのですが、日が落ちると砂がどんどん冷たくなり、持ってきた毛布だけでは本当寒くて参りました。 | |
次の朝、ニジェール川から上る朝日を皆で眺めました。 |