青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2005/07/10〜2005/09/11 |
1年前語学訓練を受けたニアメ近郊のコロの町まで、自転車でツーリングに行きました。
首都ニアメからコロまでは約50km、約3時間の道のりです。ずっと舗装されていて上り下りもすくないので、のんびり景色をみながらツーリングできました。 | |
道沿いには5kmごとにキロ表示が出ています。予定通り3時間で到着し、ちょうど今語学訓練を受けている17年度1次隊の人達と昼食を共にしました。 |
今隊員が派遣されている町のなかでは首都から最も遠い、ダコロという町に行ってきました。
行きの途中、幹線道路の国道1号線が水没していました。 この日はなんとか渡れましたが、この後ここは通行できなくなり、当面の間大きく迂回しなければならなくなってしまいました。 | |
ニアメからマラディまで660km。マラディから幹線道路を離れて、ダコロに向かいます。ダコロまでの道120kmは未舗装のラテライトで普通のワゴン車では厳しいため、写真のようなピックアップトラックが公共交通機関として使われています。 写真の車はプジョーの404型。後ろの荷台にベンチが置いてあり、そこに人がぎゅうぎゅう詰めで座ります。 |
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道中見かけた鳥の巣。 | |
ダコロの町。 |
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ダコロの青少年活動隊員の活動の様子。MJC(青少年文化センター)で柔道を教えています。 | |
子供への「読み聞かせ」活動。 町中の木陰などで楽器を鳴らせて子供達を集め、日本の絵本などを現地の言葉で読み聞かせます。この時周りの大人達も興味を持って見に来ることがあるので、そうしたらマラリア対策の紙芝居などの現実的な読み聞かせも行います。 |
ダコロはニジェール北部に広がる砂漠への玄関になっている町で、幹線道路からかなり離れているのにもかかわらず物資を運ぶトラックが多く、町中には随分活気がありました。さすがに砂漠が近いだけあって乾燥していて、雨期なのにニアメの乾期並の砂塵で顔がすぐザラザラになってしまいます。乾期は町中砂塵に包まれて前が見えなくなるほどだそうです。
9月頭、首都ニアメで一週間にわたってラップの大会が行われました。ニジェール各地からチームが集まり、ステージで自分たちの曲を披露していました。
ラップ大会の様子 。連日ふるい落としが行われて、日程後半になるほど上手なチームが残っていきます。最後の方に残ったチームは、日本でもそこそこ売れるかも?と思えるほどいい出来でした。 観客席には出場チームの出身校の生徒や学生が詰めかけていて、自分たちの学校のチームに盛んに声援を送っていました。 |