青年海外協力隊 ニジェール活動日記 2005/09/12〜2005/10/04

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任国外旅行その5 フランス

セネガルに1週間滞在した後、フランスに飛びました。フランス の滞在は4日間です。ニジェール〜セネガル往復航空券が8万円で、プラス2万円するだけでフランスにも行けたので、買い物と、赤いサハラの砂を見飽きた目の保養をかねて行くことにしました。

パリから、TGVで日帰りの小旅行に出かけました。
イギリス側のノルマンディ地方にある、世界遺産のモンサンミッシェル。 てっぺんは教会で、麓に町があります。パリからTGVとバスを乗継いで3時間で着きました。観光客は三分の一くらい日本人!
モンサンミッシェルから陸側を見たところ。モンサンミッシェルは遠浅の海岸の砂浜の上に作られていて、かつては満潮になると陸から孤立しました。今は写真右に見える満潮でも沈まないアスファルトの道路で陸と結ばれています。
モンサンミッシェルの内部。

モンサンミッシェルからバスで1時間の港町、サン・マロにも行きました。町全体が城壁で囲まれていてます。

サン・マロからTGV駅までを結ぶローカル線。外見は古いですが、車内はきれいです。
買い物のために行ったパリの電気街。通り沿いに20〜30軒のパソコンショップが並んでいます。通りの先には量販店のSurcoufがあります。
店頭には値段の書いたチラシが大量に張られています。パソコンショップはほとんどが中国人経営。店内では中国語が飛び交っています。
パリの定期市。真っ赤に熟れた大きなトマトが1kg 1ユーロ(約140円)、バナナも1kg 1ユーロで、ニジェールよりちょっと高いだけなのに驚きました。それに野菜の色のいいこと、大きいこと!

野菜のほか、ハム屋、肉屋もあり、鮮魚も氷の上に並べて売ってます。右を見ても左を見てもすばらしい食材ばかりで、買ってもいないのに幸せな気分になりました。

ベルサイユ宮殿の庭園も見に行きました。とんがり帽子の植木が可愛らしい。
同じくベルサイユ宮殿の庭園。気の遠くなるような手間の掛け具合に圧倒されました。

フランスの印象

 やはりフランスは先進国でした。セネガルは、「あ、ニジェールよりかなり整っているな(道路とか、車とか、建物とか、機械とかが)」と感じましたが、フランスはどこもかしこも完璧に整っていて、ああこれが先進国なんだなと思いました。

 ちなみに、パリに着いて最初空港から出たとき、住宅地の隅から隅まで舗装道が続いているのを見て「こんなに舗装した道路ばかりで人が住むところがあるのだろうか」と思ってしまいました。

 フランス滞在中に気になったのが、パリで見かけるアフリカ人の元気が無いことです。皆どことなく、おどおどしながら生活しているように見えました。ニジェールやセネガルの、うっかり話しかけようものなら何十分も離してくれなさそうなアフリカン達と比べるとまるで精気が抜かれたよう。静けさを好むフランス文化の中で生活しているとアフリカンもそうなるのでしょうか。それとも彼らの置かれた立場(差別を受けることが多い)のせいなのでしょうか。

 一度地下鉄内で、懐かしいアフリカ訛りのフランス語で元気にお喋りしているアフリカ人男女のペアを見て嬉しくなりました。アフリカ圏でよく売られている「中華バッグ」を持っていたところを見ると彼らはパリに着いて間もないのでしょう。

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